2013年1月24日木曜日

才能と努力

今回は才能と努力について書きます。

水泳選手にとって、才能と努力は最も重要な要素です。
才能があっても努力の足りない選手は、最初は目立ちますが、すく壁にぶつかります。そこで努力することを覚えれば壁を乗り越えられますが、覚えられなければそこまでの選手で終わります。

逆の場合はどうでしょう。
努力家なんだが才能はいま一つ。こういう選手は、最初は目立ちませんが、徐々に頭角を表してきます。
努力家タイプの選手は伸び続けますが、才能があり努力家の選手と比べて、成長の速さが劣ります。

もう少し深堀します。

才能と一言でいいますが、才能があるとか無いとかは、分かるようで分かりません。
最初は才能が無いと思っていた選手が、実は才能があった、と言うことはよくあります。遅咲きの選手というのは、大抵このように言われます。

才能があると思われた選手が、実は才能が無かった、と言うケースはどうでしょう。
才能は見せかけで、実は陰で人知れず努力していたのかもしれません。

私が言いたいことは、才能というものは、「後から分かるもの」であるということです。
「才能があったから一流選手になった」のではなく、「一流選手になったから才能があることが分かった」ということです。
マイケル・フェルプス選手に水泳の才能があったことは誰の目にも明らかですが、サッカーの才能があったかは誰にも分からないのです。

「ありがとうの森-招福地蔵ギャラリー」より
次に努力です。
才能よりは分かりやすいですが、そう簡単ではありません。
同じように努力しているように見えても、同じ成果が現れることは稀です。
この場合、才能に差があったのか、それとも、同じように努力していなかったのかを判断するのは困難でしょう。
努力が実を結ばないことも多々あることです。
しかし、次の言葉は真実でしょう。
「努力した者が成功するとは限らないが、成功した者は必ず努力している。」

結論に入ります。
それでは、水泳選手は、何をすればよいのでしょうか。
答えは、自分には才能があると信じて、努力し続けることです。
ただ一生懸命練習をすればよい、ということではありません。自分なりに水泳を研究し、練習に工夫をこらすことをしなければなりません。
昨年の国体で世界記録を出した山口観弘選手は、無類の研究家だと聞きます。

それでは水泳選手を見守る私たち親は、何をすればよいでしょう。
自分の子供に水泳の才能があるかどうかを見極め、ないと思えば別の習いごとをさせた方がよいでしょう。
才能があると思えば、子供にどう努力させるかを考えることが大切だと思います。

山口観弘選手のコーチは、山口選手がロンドン五輪に出られないと決まってから、どのようにして彼のやる気を出させるかを悩みぬき、その結論が世界新を目標に据えることでした。

日本代表・平井伯昌ヘッドコーチのもとに集まってする選手達は天才ばかりです。
先日のコナミオープンで4冠を達成した砂間敬太選手(天理高2年)を指導するにあたり、「彼は天才。才能あるヤツにどう努力させるかが大事」と発言しています。・・・スポーツ報知大阪版

私は息子の才能を信じ、努力家になるよう育てたいと思います。

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